脊柱管狭窄症が手遅れになるとどうなる?悪化させないためにできること
目次 [CLOSE]
- 1. 脊柱管狭窄症が手遅れになるとどうなる?
- 1.1. 姿勢によらず強い足のしびれや痛みが生じる
- 1.2. 排尿や排便が困難になる
- 1.3. 手術療法が必要になる
- 2. 脊柱管狭窄症が手遅れになる前にすべきこと
- 2.1. 整体院に通う
- 2.2. 自宅での運動療法を取り入れる
- 2.3. 腰の神経を休める時間を十分にとる
- 2.4. 腰をまっすぐ伸ばしたり、後ろに反らしたりしないように日頃から注意する
- 2.5. 歩くときはやや前屈みで歩く
- 3. 脊柱管狭窄症を悪化させないために
- 3.1. 予防方法①脊柱管にかかる負担を分散させる
- 3.2. 予防方法②背骨を全体的に動かす
- 3.3. 予防方法③股関節や肩周りも意識的に動かす
- 4. 脊柱管狭窄症は運動療法を取り入れた整体院での予防・治療が有効
- 4.1. 整体院では運動療法で痛みを緩和
- 4.2. 自宅でできる無理のない運動方法を提供
- 5. 脊柱管狭窄症の治療なら整体院札佳へ
- 6. まとめ
その原因は脊柱管狭窄症という疾患の可能性があり、悪化すると手術しなければならない場合があります。
そのため、脊柱管狭窄症は放置せず、整体院や自宅で筋肉をほぐして悪化を予防することが肝心です。
本記事では、脊柱管狭窄症が手遅れになることで起こる症状や手遅れになる前に行うこと、悪化させないための予防策などを解説します。
脊柱管狭窄症が手遅れになるとどうなる?
脊柱管狭窄症とは 何らかの原因によって背骨の中を走る脊髄(神経の束)が圧迫されることで特有の神経症状を起こす症候群のことを指します。
脊髄とは脳から出た神経の束のことであり、背骨の中を通って腕や足に分岐します。
脊髄は情報の通り道でもあり、感触や皮膚感覚を脳に伝えたり脳からの命令を手足に伝えたりする役目もあります。
脊髄が圧迫されて脊柱管狭窄症になってしまうと、手足のしびれや排尿・排便障害が生じ、最悪の場合は手術が必要です。
また、脊柱管狭窄症は腰部に多く、脊髄は腰のあたりで脊髄は分岐して馬の尻尾のようになることから、この部位の障害を急性馬尾症候群ともいわれています。
脊柱管狭窄症の細かい症状は以下のページからご確認ください。
https://sapporo-manipulative.com/column/850/
姿勢によらず強い足のしびれや痛みが生じる
上述したように脊髄は神経の束であり、その一本一本が手足などに分岐します。
そのため、脊髄が圧迫されるとその圧迫された神経に対応する手足の部分で痛みやしびれ、脱力が起こります。
圧迫が弱い場合や特定の姿勢で圧迫される場合の痛み・しびれは、少し休めば回復します。
しかし、圧迫が強くなると痛みやしびれも強くなり、歩くとすぐに疲れたり筋力が弱くなったりする危険性があります。
軽度であれば安静や薬剤、コルセット装着による矯正などで治療できますが、骨が変形して脊髄を圧迫するようになると手術による治療が必要です。
排尿や排便が困難になる
脊髄の中には尿を溜める膀胱、便が最後に通る直腸に分岐するものもあります。
これらに対応する神経が圧迫されると、膀胱・直腸が正常に働くことができず、排尿・排便に異常が生じます。
圧迫される部位によって障害が変わり、失禁する場合や尿閉になる場合があります。
これらの症状が起こると日常生活でも大きな支障をきたすことが多く、生活の質を下げてしまいかねません。
なお、男性の場合は陰茎に伸びる神経にも異常が生じ、意図しないタイミングで勃起が起こったり勃起不全を起こすようなケースもあります。
手術療法が必要になる
脊柱管狭窄症では自然軽快する場合もあり、症状が軽度であれば薬剤で痛みを抑えたり装具で姿勢を矯正したりなどの軽い治療で済む可能性があります。
しかし、症状が強い場合や馬尾症候群などを起こした場合では手術による治療が必要になるケースもあります。
脊柱管狭窄症の手術は神経の圧迫を解消することにあり、神経を圧迫する骨や靭帯を切除する手術や骨が動きやすい場合は骨を固定する手術が行われています。
近年では、内視鏡を用いて2cm前後の皮膚切開で手術が可能になり、昔に比べれば手術のリスクは大きく減りましたが、それでも血管や神経を傷つける恐れなどはあります。
脊柱管狭窄症が手遅れになる前にすべきこと
脊柱管狭窄症が手遅れになる前の予防策や生活習慣の改善として、以下のようなことが挙げられます。
- 整体院に通う
- 自宅での運動療法を取り入れる
- 腰の神経を休める時間を十分にとる
- 腰をまっすぐ伸ばしたり、後ろに反らしたりしないように日頃から注意する
- 歩くときはやや前屈みで歩く
- 高いところの作業は台に乗って行う
脊柱管狭窄症は死に至る病気ではありませんが、歩行や排尿障害が起こると生活の質を大きく落としてしまう可能性があります。
早めの発見・治療が大事なのはもちろんですが、そもそも脊柱管狭窄症を起こさないよう日頃の習慣や予防をしておくことに越したことはありません。
ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。
なお、下記のページでは脊柱管狭窄症の原因について詳しく解説しているのでご確認ください。
https://sapporo-manipulative.com/column/860/
整体院に通う
病院で脊柱管狭窄症と診断する際、X線やMRIで骨が神経を圧迫している所見が存在することを根拠に診断しています。
脊柱管狭窄症のような症状があったとしても実際は筋膜が原因であることもあり、そのような場合は整体院での処置で改善する場合があります。
ただし、強いマッサージや処置ではなく、弱いマッサージから始めるのがおすすめです。
また、「症状が強くて歩けない」「排尿・排便障害がある」などの場合は骨の圧迫が原因の可能性が高いので、整体院ではなく病院の治療を受けたほうが良いでしょう。
自宅での運動療法を取り入れる
脊柱管狭窄症は必ずしも神経の圧迫が原因とは限りません。
症状が軽い場合には筋膜が原因であることもあり、運動療法などのリハビリによって改善する場合もあります。
筋力の低下が姿勢の歪みの原因になっていることもあり、運動を通じて筋力をつけることにも大きな意味を持ちます。
運動療法はブログ記事やSNSなどで紹介されているものもありますが、自身の症状に合わせて行わないと危険な場合があるので注意してください。
自宅での運動療法を取り入れる際は、医師やリハビリ専門医の指導を受けた上で適切に行うようにしましょう。
腰の神経を休める時間を十分にとる
脊柱管狭窄症の症状は神経の圧迫により起こりますが、圧迫が解消されてもその部位に炎症反応が生じ、持続的に痛みの原因になることがあります。
そのような場合は無理に動いたり運動するのではなく、炎症反応が落ち着くまで安静にして神経を十分に休めることが効果的です。
運動時にかかる負担を減らすことも神経を休めることにつながります。
歩行が困難な場合には自転車や杖、シルバーカーなど、歩行を介助する道具を使用するのもおすすめです。
腰をまっすぐ伸ばしたり、後ろに反らしたりしないように日頃から注意する
一般的に腰をまっすぐ伸ばす歩き方が健康的なイメージをする方は多いのではないでしょうか。
まっすぐ伸ばして歩くのは間違いではありませんが、脊柱管狭窄症の場合は異なります。
脊柱管狭窄症では、腰をまっすぐ伸ばすよりも腰を前に曲げたほうが圧迫部位の圧力が下がる傾向にあり、腰を曲げることで症状が軽減します。
疲れたときに腰を伸ばしたり反らしたりしがちですが、脊柱管狭窄症と診断された場合は姿勢に気をつけることが大切です。
歩くときはやや前屈みで歩く
腰を軽く曲げたほうが神経の圧迫が弱まるのは歩行時でも同じです。
特に歩行時に症状が重くなって歩けなくなった場合は、少し腰を曲げて休むことで回復が早くなります。
また、大股で歩くよりも小股で歩いたほうが圧力が下がる傾向にあります。
少し腰を曲げて小股で歩き、歩行の補助になる道具も使用することで負担の少ない歩行が可能です。
そのような歩き方に抵抗があると思う方はいるかもしれませんが、適切な姿勢や道具、適度な運動量で歩行するようにしてください。
高いところの作業は台に乗って行う
高いところのものを取ろうとすると、どうしても腰を伸ばす姿勢になってしまいます。
そのような姿勢だと神経を圧迫してしまい、痛みやしびれが生じてしまう可能性があります。
また、高いところの作業は転倒などのリスクもあり、脊柱管狭窄症の場合は非常に危険です。
高いところの作業を行う際は、腰を曲げずに済むように台に乗って行うようにしましょう。
脊柱管狭窄症を悪化させないために
脊柱管狭窄症にならないためには、どういったことに気をつければ良いのかと不安になる方は多いのではないでしょうか。
脊柱管狭窄症を悪化させないための予防策として、主に3つ挙げられます。
- 脊柱管にかかる負担を分散させる
- 背骨を全体的に動かす
- 股関節や肩周りも意識的に動かす
ここでは、具体的な予防策を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
予防方法①脊柱管にかかる負担を分散させる
脊柱管狭窄症は骨の一部に強い負担がかかるとより悪化する場合がありますが、その負担を分散させることで症状を弱められる可能性があります。
腰に負担がかかりやすいのは物を持ち上げるときであり、間違った持ち方をしている場合は注意が必要です。
誤った持ち上げ方としては、下の荷物を抱えて持ち上げるときに膝を使わず、腰だけ曲げて持ち上げる方法が挙げられます。
この方法だと腰の動きだけで持ち上げるため、腰に負担が強くなってしまって余計悪化してしまう可能性があります。
下に置いてあるものを持ち上げる際は、膝と股関節を曲げ、腰の位置を低くして持ち上げるようにしましょう。
予防方法②背骨を全体的に動かす
背骨による圧迫も脊柱管狭窄症の原因として挙げられます。
背骨は上下左右を振り向く運動でも大きく動かすのが正しい動かし方ですが、首を動かすときに背骨が動かない場合は首に大きな負担がかかってる可能性があります。
首への負担を避けるにも、首と背中を連動させて動かすことが重要です。
上を向く場合は胸を張るように、振り向く場合は身体をねじりながら首と一緒に動かすことで負担を首と背骨全体に分散させられます。
予防方法③股関節や肩周りも意識的に動かす
股関節や肩周りが硬くなっていると背中や腰、首だけを使ってしまい、負担が強くなってしまいます。
股関節が硬くなればより力を込めて腰や背中を動かし、肩が硬ければ背骨を必要以上に曲げるなど、腰の負担が大きくなります。
そのような状態を避けるためにも普段から肩や股関節の柔軟性を高め、エクササイズなどで筋肉をほぐしておくことが重要です。
脊柱管狭窄症は運動療法を取り入れた整体院での予防・治療が有効
上記で解説してきた運動やエクササイズは脊柱管狭窄症の予防に非常に有効です。
しかし、自分で調べた方法だけを実践したり、間違った方法を試したりしてしまうことは危険でおすすめできません。
人によって症状や原因部位は異なり、適切な予防方法も変わってくるので、医師や整体院のプロに診察をしてもらい、適切な運動療法の指導を受けた上で実践するようにしましょう。
ここでは、整体院のメリットや特徴を紹介します。
脊柱管狭窄症の具体的な治し方については、以下のページをご確認ください。
https://sapporo-manipulative.com/column/843/
整体院では運動療法で痛みを緩和
医師は診断のプロではありますが、運動療法を指導するのはリハビリ師である場合が多く、その際は整体院で受けるのがおすすめです。
整体院でマッサージを受けて筋肉をほぐしながらリラックスさせるとともに、自宅での運動や関節の動かし方を教われば自分に合った方法を知ることが可能です。
整体院で施術を受ける際は、事前に痛みやしびれなどの症状を伝え、適切なマッサージを受けるようにしましょう。
自宅でできる無理のない運動方法を提供
脊柱管狭窄症の予防・緩和のために毎週整体院に行くのは良いですが、金銭や時間の面で大変になってしまう可能性があります。
そのような場合は、自宅で無理のない運動方法を習慣化し、実践することが重要です。
整体院では無理のない運動の指導も行っており、プロが安全で自分に適切な運動方法を教えてくれます。
整体師が実際に身体を動かしながら指導してくれるので、より適切な方法を身につけられるでしょう。
脊柱管狭窄症の治療なら整体院札佳へ
脊柱管狭窄症が手遅れになる前に予防や悪化防止をすることが大切であり、自分の症状や原因に合わせて行うことが重要です。
整体院札佳は2023年に開設した整体院であり、患者様一人ひとりの悩みや症状に合わせた解決策を提案しています。
最終的には整体院に通う必要のない身体にしていくことを目標としており、他にはない原因発見能力や優れた治療技術を活用しているため、北海道を中心に腰痛患者様から高い評価を得ています。
施術だけでなく、自宅でもできる運動療法もご案内しているので、脊柱管狭窄症に不安を抱えている場合はぜひご相談ください。
整体院 札佳~sakka~
住所
〒063-0003 北海道札幌市西区山の手3条1-3-25-507
電話番号
080-9822-8927
アクセス
地下鉄東西線「琴似駅」より徒歩5分
営業時間
10:00~21:00 ※完全予約制・不定休
整体院札佳に関しては、以下のページでも詳しく確認できます。
札幌で腰痛改善なら整体院札佳~sakka~
まとめ
脊柱管狭窄症を放置していると、「足のしびれや痛みで歩けなくなる」「排便・排尿障害が生じる」など、日常生活で不便を生じる原因となります。
手遅れになる前に整体院に通ったり適切な運動療法を行ったりして、適度に神経を休めるようにしましょう。
また、脊柱管狭窄症を悪化させないためには身体の動きを意識することも肝心です。
筋肉をほぐし、身体全体で動くことで一部分に負担をかけることを避けられます。
整体院では、適切な運動療法で痛みを改善したり自宅でできる運動指導を受けたりすることが可能です。
「脊柱管狭窄症を予防したい」「悪化させたくない」などを考えている場合は、ぜひ整体院札佳へご相談ください。