坐骨神経痛の足のしびれへの対処法！日常生活で気をつけたいことは？
目次 [CLOSE]
- 1. 坐骨神経痛とは？足のしびれは安静にすることが大事
- 1.1. 坐骨神経痛の症状
- 1.2. 坐骨神経痛の痛みやしびれの原因
- 2. 自宅でできる！坐骨神経痛の足のしびれへの対処法
- 2.1. ストレッチ
- 2.2. マッサージ
- 2.3. 鎮痛剤を服用することも有効
- 3. 整体院の足のしびれの治し方
- 3.1. 理学療法
- 4. 整形外科の足のしびれの治し方
- 5. 坐骨神経痛で足のしびれ｜日常生活での予防法
- 5.1. 自分にあった靴を履く
- 5.2. 荷物はバランス良く持つ
- 5.3. 正しい姿勢を保つ
- 5.4. 禁煙する
- 6. 坐骨神経痛の足のしびれには整体院がおすすめ
- 7. 坐骨神経痛の治療なら整体院札佳へ
- 7.1. 理学療法士が治療します
- 7.2. 完全オーダーメイドで施術を組み立てます
- 8. まとめ
坐骨神経痛は、ほとんどの場合腰の痛みから始まり、お尻や太もも、足先へと症状が出てきます。足のしびれがひどくなってきたら、放置しないようにしましょう。
坐骨神経痛の原因を知り、適切に対処していくことで症状は改善されます。
この記事では、自宅でできる足のしびれへの対処法や、整体院や整形外科での治療法、日常生活での予防法などを解説していきます。
坐骨神経痛でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
監修：理学療法士・整体院札佳院長 菅原 慎平
坐骨神経痛とは？足のしびれは安静にすることが大事
坐骨神経痛とは、腰からつま先にかけて伸びている「坐骨神経」への刺激によって起こる症状の総称です。
さまざまな疾患が原因で起こり、多くの場合、まずは腰、そしてお尻から太もも、ふくらはぎ、足先というように、痛みやしびれなどの症状が伝わっていきます。
坐骨神経痛は、症状がひどくなると歩行困難や起き上がれない状態になってしまう恐れもあるため、痛みやしびれを放置するのはよくありません。
坐骨神経痛の症状がひどいときは、まずは安静に過ごすことが大事です。動けるまで回復したときには、自宅でできる予防法を実施してみましょう。
自宅でできる対処法や予防法についてはのちほど解説しますが、併せて以下のページもご覧ください。
坐骨神経痛の治し方は？自宅でできる予防法ややってはいけないことを紹介
坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛の主な症状は、腰から足にかけて起こる痛みやしびれなどです。部分的に症状が出る場合もあれば、全体的に出る場合もあります。原因や感じ方は人によって違うので、症状の現れ方や現れる部位などもそれぞれです。
ここで、代表的な症状の具体例をいくつか挙げてみましょう。
- 腰の動きに連動して足に痛みが走る
- 足やお尻がどことなく痛い
- 足に力が入らない
- 足がだるくていても立ってもいられない
- チリチリ、ピリピリとした痛みがある
- 長時間座っているとお尻がしびれてくる
このように、坐骨神経痛にはさまざまな症状があり、人によって感じ方も違います。痛みやしびれ、だるさなどの違和感があるときには、早めに対処しましょう。
坐骨神経痛の痛みやしびれの原因
坐骨神経痛による足のしびれは、主に腰部付近坐骨神経圧迫が原因です。神経圧迫は、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、骨盤の歪みなどにより引き起こされます。
ここでは、坐骨神経痛の原因となる疾患や、そのほかに考えられる要因などの概要をまとめて紹介します。
| 骨盤の歪み | 骨盤の歪みにより姿勢が悪くなったり筋肉が硬くなったりすることで、神経が圧迫され痛みが起こる。 |
| 腰部脊柱管狭窄症 | 50代以上の方に多く、加齢や肥満などで「脊柱管」が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みやしびれが生じる。 |
| 腰椎椎間板ヘルニア | 20代などの比較的若い方にも多い疾患。腰に負担がかかることで、腰椎の骨の間にある「椎間板」から「髄核」が飛び出し、神経に当たって痛みを引き起こす。 |
| 変形性腰椎症 | 何らかの原因により腰椎が変形し、骨が神経を圧迫して痛みが生じる。加齢や生活習慣の乱れ、激しいスポーツなどが要因とされる。 |
| 筋肉の衰え | 筋肉量は20代前半がピークであり、腰から足にかけての筋肉の衰えは他の筋肉に比べて早いといわれている。筋肉の衰えはお尻や足の筋肉を鍛えることで改善可能。 |
原因となる疾患とそれぞれの治療法などについて、詳しくは以下のページもご覧ください。
自宅でできる！坐骨神経痛の足のしびれへの対処法
坐骨神経痛による足のしびれは、マッサージやストレッチなどを取り入れることで自宅でも予防したり改善できたりします。
ただし、痛みやしびれがひどいときには安静にすることが大切です。動けるようであれば、無理のない範囲で取り入れてみましょう。
ストレッチ
坐骨神経痛の症状を緩和できるストレッチをご紹介します。
寝ながらできる方法と、座ってできる方法がありますので、ご自身のやりやすい方で試してみてください。
寝ながらストレッチの方法
- 仰向けになり膝を立てる
- 両手で片方の太ももを支え、股関節を90度に曲げる
- 膝を曲げ伸ばしして筋肉を伸縮させる
片足10回を1日3セット行います。最初は少ない回数から始め、無理のないように徐々に増やしていきましょう。
座った状態でのストレッチの方法
- 背筋を伸ばして椅子やベッドに腰掛ける
- 片方の足首を持ち上げ、もう一方の足の膝の上に乗せる
- そのままの状態で上半身を前に倒し、10秒キープする
背筋を伸ばしたまま行うことが、正しい効果を得られるポイントです。
ご紹介した方法以外にも、坐骨神経痛の原因や症状のある部位に合わせて行うことで、より症状緩和を期待できるストレッチ方法があります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
マッサージ
坐骨神経痛の原因や部位によっては、マッサージによる症状の緩和を期待できます。
有効となるのは、坐骨神経痛の原因が筋肉にあるときです。
また、自宅でマッサージをする際、自己流で行うのは大変危険です。正しいフォームで症状に合わせたケアを行うことが重要なため、まずは専門家である病院や整体院などで相談し、マッサージ方法を教わってから実践しましょう。
詳しくは以下のページもご覧ください。
鎮痛剤を服用することも有効
坐骨神経痛の症状をやわらげるために、鎮痛剤を服用することも有効です。
鎮痛剤により坐骨神経痛そのものを治すことはできませんが、症状が落ち着くことで活動できるようになり、筋肉の低下を防いだり気持ちが前向きになったりします。
消炎・鎮痛効果の高い外用薬、漢方薬なども効果的です。
市販薬を使用するときは、薬剤師や登録販売者に相談し、自身の症状・体質に合わせた鎮痛剤を購入しましょう。
整体院の足のしびれの治し方
坐骨神経痛の原因が疾患でなく筋肉にある場合、整体院で治療ができます。
整体院では、血行不良や骨格の歪み、筋肉への過度な負担などの筋肉が硬くなる原因に対してアプローチが可能です。日常的な姿勢の悪さや体の機能低下を改善することで、坐骨神経痛を起こしにくい体へ導きます。
整体院で行われる主な治療方法は以下の通りです。
- 理学療法
- 運動療法
- 物理療法
ここから詳しく解説していきます。
また、整体院での坐骨神経痛治療については、以下のページも併せてご覧ください。
坐骨神経痛は整体院で緩和できる？整体院と整骨院の違いや事例も解説
理学療法
理学療法は、病気や怪我などで体がうまく動かなくなってしまったときに、日常生活を送る上での基本動作能力を回復したり、悪化を予防したりすることを目的に行われます。
このあと解説する運動療法と物理療法は、理学療法に含まれている治療法です。
理学療法士やリハビリテーション科の医師などの指導のもと、症状に合った療法をいくつか組み合わせて治療を行います。
運動療法
運動療法では、ストレッチや筋力増強練習など、体を動かすことで機能回復を図ります。
運動療法の種類はさまざまで、関節の「曲げる」「伸ばす」といった動きを改善する関節可動域練習や、筋力を増強して運動の持久力を上げる筋力・持久力増強練習などがあります。このように、運動により身体機能を改善させることで、日常生活における基本動作能力を回復します。
物理療法
物理療法とは、温熱や電気などの物理的刺激を与えて症状を改善する治療法です。
患部を温めて血流を改善することで症状を軽減する温熱療法、筋肉に低周波の電気刺激を与えて痛みを緩和する電気療法、痛みの原因がある関節を引っ張ることで負担を軽くする牽引療法などがあります。状態により、運動療法と併せて行われる場合もあります。
整形外科の足のしびれの治し方
整形外科で坐骨神経痛を治療する場合、レントゲン撮影やMRIなどで骨の異常を確認し、原因を特定します。
主な治療法は以下の通りです。
- 薬物療法
- ブロック療法
- 手術療法
最初に保存療法である薬物療法やブロック療法を行い、症状の改善を目指していきます。
そして、保存療法で改善しない場合に行うのが手術療法です。
以下で詳しく解説していきます。
薬物療法
薬物療法は、薬を使用して痛みを改善する治療法です。まず慢性的な痛みをやわらげるため、消炎鎮痛剤・ビタミン剤などで経過をみます。また、鋭い痛みやしびれるような痛みがある場合には、疼痛治療薬や強張った筋肉をやわらげる筋緊張弛緩剤なども用いられます。薬物療法によって痛みを改善し、活動的になることで筋肉の低下を防ぐことも期待できます。
ブロック療法
ブロック療法では、神経付近に局所麻酔薬を注入（硬膜外ブロック注射、神経根ブロック注射）して、痛みが神経に伝わることを防ぎます。強い痛みが伝わるのを一時的に遮断するもので、よくなる人もいますが痛みやしびれが戻ってしまうことも多いです。
手術療法
保存療法を長期的に続けても症状が改善しない場合には、手術を行います。
坐骨神経痛の治療では、初めから手術を行うことはほとんどありません。
神経の麻痺による症状が出てきたり、膀胱や直腸に障害が見られたりする場合も手術が検討されます。
坐骨神経痛で足のしびれ｜日常生活での予防法
坐骨神経痛で足のしびれや痛みを感じ始めたら、早めに対策をして悪化を防ぐことが大切です。坐骨神経痛は、日常生活の習慣を見直すことで深刻化を予防できます。
すぐに取り組める予防法の具体例は以下の通りです。
- 自分にあった靴を履く
- 荷物はバランス良く持つ
- 正しい姿勢を保つ
- 禁煙する
ここから一つずつ詳しく解説していきます。
自分にあった靴を履く
自分の足に合わない靴を履いていると、姿勢を崩しやすくなり、坐骨神経痛を引き起こす可能性があります。
足のしびれや痛みがある方は、歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。ヒールが低めで、かかとをしっかり包み込むようなデザインの靴や、足の甲をしっかり支えられる靴紐のある靴などがおすすめです。自分に合った靴選びが難しいと感じるときは、お店でシューフィッターに相談してみましょう。
歩きやすい靴を履くことで腰への負担を軽減し、坐骨神経痛の症状緩和が期待できます。
荷物はバランス良く持つ
重い荷物を持つときには、左右で持ち替えたり二つに分けて両手で持ったりして、バランスをとるようにしましょう。
かばんや買い物袋などを持つとき、どちらか一方に負担がかかりすぎると、筋肉の動きがアンバランスになり、姿勢を崩してしまう恐れがあります。
また、リュックや肩にかけるタイプのかばんは、ストラップを短めにすると腰への負担を軽くできます。買い物ではカートを使うこともおすすめです。
正しい姿勢を保つ
猫背や反り腰の姿勢は腰に大きな負担がかかり、坐骨神経痛を引き起こす可能性があります。また、デスクワークなどで長時間座り続けている場合、お尻の筋肉（梨状筋）が硬くなり、坐骨神経が圧迫されます。
日頃から正しい姿勢を意識し、座っていることが多い方は30分ごとに立って歩いてみたり、ストレッチを取り入れたりなどして、坐骨神経痛を予防しましょう。
正しい姿勢を保つには、インナーマッスルを鍛えることも効果的です。
禁煙する
坐骨神経痛にはタバコもよくありません。タバコに含まれるニコチンにより血管が収縮し、椎間板の弾力が失われることで腰椎椎間板ヘルニアを悪化させる恐れがあるためです。
禁煙により血流が改善されると、筋肉の緊張がやわらぎ、痛みの原因物質も排出されるので、坐骨神経痛の緩和が期待できます。
坐骨神経痛の足のしびれには整体院がおすすめ
坐骨神経痛でつらい足のしびれに悩んでいる方は、整体院での治療がおすすめです。
整体院では、坐骨神経痛の根本原因を取り除いて解決へと導きます。
主な施術として、筋肉の強張りの緩和や骨盤の歪みの矯正などを行い、坐骨神経痛の原因にアプローチすることで症状が出ないようにしていきます。
疾患がなく原因が思い当たらない、または長期的に足のしびれや痛みの症状がある場合は、骨格の歪みなどが原因になっていることも多いです。
患者とじっくり向き合える整体院では、カウンセリングをしっかり行い、症状に合わせた治療法を決めていきます。一人ひとりに合わせたサポートを受けられるため安心です。
坐骨神経痛の治療なら整体院札佳へ
坐骨神経痛でお悩みの方は、整体院札佳での治療をご検討ください。
整体院札佳では、カウンセリングを丁寧に行い、患者様の症状に合わせて治療法を提案していきます。
坐骨神経痛の早期改善、根本的解決を目指した治療を行っていきますので、痛みやしびれでつらい思いをしている方はぜひ一度ご相談ください。
整体院 札佳~sakka~
| 住所 | 〒063-0003 北海道札幌市西区山の手3条1−3−25−507 |
| 電話番号 | 080−9822−8927 |
| アクセス | 地下鉄東西線 琴似駅より徒歩5分 |
| 営業時間 | 10:00〜21:00 完全予約制 不定休 |
整体院札佳について、詳しくは以下のページもご覧ください。
理学療法士が治療します
整体院札佳では、国家資格である「理学療法士」の資格を持つセラピストが患者様と丁寧に向き合い、一人ひとりの症状に合わせた治療法を提案していきます。
理学療法士の菅原慎平(院長)は、小児から高齢者まで幅広い患者様と接し、圧倒的な知識と技術を誇る痛み改善のスペシャリストです。
院内での「痛くない整体」の施術と、自宅でも行える運動療法による治療で、坐骨神経痛の根本的解決を目指します。
完全オーダーメイドで施術を組み立てます
整体院札佳での坐骨神経痛の治療は、一人ひとりの症状に合わせて組み立てた完全オーダーメイドの施術です。
カウンセリングにしっかり時間をかけ、体の状態や施術方針などを話し合い、原因特定のため症状を細かくヒアリングしながら治療法を決めていきます。
施術後も体の状態を確認した上で、今後の施術方針をご案内したり、自宅でも行える運動療法をご紹介したりしています。
詳しくは以下のページもご覧ください。
まとめ
坐骨神経痛で足のしびれがひどい方は、まずは安静にすることが大切です。
早く治したいからといって無理に運動したり、自然に治ることを期待して放置したりすることもよくありません。安静にして、少し動けるようになった状態から、自宅でできる予防法を試してみましょう。
自宅でできる坐骨神経痛による足のしびれへの対処法には、ストレッチやマッサージ、鎮痛剤の使用などがあります。いずれも、坐骨神経痛の原因や症状のある部位に合わせて対処することが必要なので、整体院や病院などの専門家から指導を受けるようにしましょう。
整体院の治療では、理学療法で坐骨神経痛の根本的解決を図ります。
坐骨神経痛でお悩みの方は、整体院札佳での治療をご検討ください。
整体院札佳では、痛み改善のスペシャリストである理学療法士が、患者様の症状としっかり向き合い、一人ひとりに合わせた完全オーダーメイドの施術を組み立てます。
坐骨神経痛でつらい方は、ぜひ一度ご相談ください。
整体院札佳予約電話番号
080-9822-8927
