坐骨神経痛が治る!?自宅での緩和方法や日常生活での予防法を解説
目次 [CLOSE]
- 1. 坐骨神経痛とは
- 1.1. 坐骨神経痛は自然に治る?
- 2. 坐骨神経痛が治るまでの期間
- 3. 坐骨神経痛が治る過程
- 4. 坐骨神経痛は整体院で治る?
- 5. 坐骨神経痛は病院で治る?
- 6. 坐骨神経痛が治る!?自宅での緩和方法
- 7. 坐骨神経痛の人がやってはいけないこと
- 7.1. 長時間同じ体勢で座る
- 7.2. 重い荷物を持つ
- 7.3. 激しい運動をする
- 8. 原因別|坐骨神経痛が治る!?日常生活での予防法
- 8.1. 腰部脊柱管狭窄症の方
- 8.2. 腰椎椎間板ヘルニアの方
- 9. 自宅での対応で効果がなければ整体院での施術がおすすめ
- 10. 坐骨神経痛を根本から治したいなら整体院札佳へ
- 10.1. 理学療法士である院長が施術します
- 10.2. 完全オーダーメイドで施術を組み立てます
- 11. 整体院札佳での坐骨神経痛の緩和事例
- 12. まとめ
坐骨神経痛は自然と痛みがなくなることもありますが、再発したり慢性化したりすることも多く、なかなか治らないイメージがあるかもしれません。
しかし、原因や症状に合わせて適切に対処することで、坐骨神経痛の症状を根本から解決することができます。
この記事では、自宅でできる坐骨神経痛の緩和方法や予防法、やってはいけないことなどをご紹介します。
坐骨神経痛を治したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
監修:理学療法士・整体院札佳院長 菅原 慎平
坐骨神経痛とは
坐骨神経痛は、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、骨盤の歪みなどにより、腰部付近の神経が圧迫されることが原因で起こる痛みの総称です。坐骨神経は腰からつま先にかけて伸びており、お尻や太もも、ふくらはぎなどにも症状が現れます。
坐骨神経痛は自然に治ることもありますが、数週間から数ヶ月の期間が必要です。
坐骨神経痛は自然に治る?
坐骨神経痛が治るには、筋肉の緊張をゆるめて坐骨神経への圧迫を減らすことが基本です。自然に治ることもありますが、坐骨神経痛の根本原因から治療しなければ再発する恐れがあり、慢性的に坐骨神経痛を発症してしまう可能性もあります。
悪化させないためにも痛みを放置せずに、まずは病院や整体院などに相談して、適切な対処法や予防法の指導を受けることをおすすめします。そのうえで、自宅での緩和法を行ってみましょう。
坐骨神経痛が治るまでの期間
坐骨神経痛は、原因や症状などに合わせた適切な治療を行えば、1〜2週間ほどで改善されることが多いです。治療期間は人によってさまざまですが、理学療法や薬物療法などの保存療法では一般的に3ヶ月程度とされています。
骨が変形していたり、ヘルニアが残っていたりする場合は完治することが難しく、坐骨神経痛が再発する可能性があります。痛みが緩和されてきたら、日常生活でできる予防法を試しながら再発防止を心がけましょう。
坐骨神経痛が治る過程
坐骨神経痛の治療は原因や症状によりますが、まずは手術を行わない保存療法で様子を見ていくことがほとんどです。
保存療法には、薬物療法、理学療法、ブロック療法などがあります。
症状に合わせて消炎鎮痛剤や筋弛緩剤などを使用したり、体操やストレッチで筋肉の緊張をやわらげて血行を良くしたりすることで痛みを緩和していきます。
保存療法を行っても長期的に症状が改善されない場合、または麻痺などの症状が出てきた場合には手術を検討します。
坐骨神経痛は整体院で治る?
整体院での坐骨神経痛の治療では、正しい姿勢に矯正して血行を改善したり、筋肉の緊張をやわらげたりして症状が出ないようにしていきます。
坐骨神経痛の原因が筋肉の強張りにある場合、根本原因が解消できる整体院での治療がおすすめです。
整体院で行われる治療は理学療法で、以下の種類があります。
運動療法 | ストレッチや体操などにより筋肉の強張りをほぐして血流を改善し、痛みの原因物質を取り除きます。また、関節の動きを改善する関節可動域練習や、筋肉を鍛える筋力増強練習などを行い、体の機能回復を図ります。 |
物理療法 | 症状のある部位を温めて血流を改善させる温熱療法、筋肉に電気刺激を与えて痛みを緩和する電気刺激療法、関節を引っ張って負担を軽減させる牽引療法などがあります。 |
整体院での坐骨神経痛の治療については、以下のページもご覧ください。
坐骨神経痛は整体院で緩和できる?整体院と整骨院の違いや事例も解説
坐骨神経痛は病院で治る?
坐骨神経痛を病院で治療する場合、整形外科を受診することになります。
主に痛みが強く、原因が腰椎の疾患にあると考えられる方は整形外科を受診しましょう。
整形外科では、レントゲンやMRI、CTスキャンなどで骨の異常を確認し、坐骨神経痛の原因を特定します。
整形外科で行われる主な治療法は以下の通りです。
薬物療法 | 消炎鎮痛剤やビタミン剤などで慢性的な痛みをやわらげたり、鋭い痛みに対しては疼痛治療薬を用いたりして症状を改善します。痛みを緩和することで前向きな気持ちになり、活動的にもなるため筋力低下の予防につながります。 |
ブロック療法 | 神経または神経付近に局所麻酔薬や抗炎症剤を注入し、痛みが神経に伝わるのを遮断します。強い痛みを一時的に改善させるもので、そのままよくなる人もいますが、元に戻ってしまう人の方が多いです。 |
手術療法 | 薬物療法やブロック療法などの保存療法を長期的に行っても症状が改善されない場合、最終手段として手術療法を検討します。症状や原因によりますが、坐骨神経痛の治療で最初から手術を行うことはほとんどありません。 |
坐骨神経痛が治る!?自宅での緩和方法
坐骨神経痛は、自宅でのセルフケアでも症状を緩和できます。
痛みやしびれなどの症状がひどいときに無理をするのは禁物ですが、動けるようなら少しずつでもセルフケアを取り入れてみましょう。血流を良くしたり、筋肉を動かしたりすることで症状の緩和や予防につながります。
ここでは3つの緩和方法を解説しますが、いずれもご自身の症状に合わせて正しく行うことが重要です。まずは整体院や病院で相談してから行いましょう。
また、自宅でできる予防法については、以下のページでも解説しております。
坐骨神経痛の治し方は?自宅でできる予防法ややってはいけないことを紹介
ストレッチ
ストレッチにより筋肉の緊張をやわらげ、坐骨神経痛の症状を緩和できます。継続して行うことで坐骨神経痛の予防にもつながります。
寝ながらできる方法や座ってできる方法、坐骨神経痛の原因に合わせた方法など、さまざまなストレッチがあるので、自身に合った方法を選んで取り入れてみてください。
坐骨神経痛の原因となる疾患がわかっている場合は、それに合わせたストレッチを行いましょう。
詳しいストレッチ方法は、以下のページをご覧ください。
ツボ押し
坐骨神経痛には、症状を緩和するツボを押すのも効果的です。
ここでいくつか効果的なツボをご紹介しますが、強く押しすぎると逆効果となることもあるので注意して行ってください。
- 殷門(いんもん)
太ももの裏側の真ん中あたり。膝を曲げて座り、両手の中指で押します。軽く何度か押しましょう。
- 委中(いちゅう)
膝裏の真ん中。座って両手で膝を抱え、両手の親指を当てて押します。繰り返し何度か押しましょう。
- 環跳(かんちょう)
お尻の外側にあり、力を入れたときにできるくぼみ。親指か中指で少し強めに押します。20回ほど押しましょう。
マッサージ
坐骨神経痛の原因が筋肉に関係している場合、マッサージによる症状の緩和が期待できます。疲労により硬くなった筋肉をほぐすことで、坐骨神経への圧迫を軽減します。
マッサージによる症状緩和は、すべての坐骨神経痛に効果があるわけではありません。原因や症状によっては逆効果となることもあるため、自己流で行うのは危険です。
マッサージは病院や整体院で受けられるので、まずは相談し、自宅でできる方法を教わってから行うようにしましょう。
詳しくは以下のページもご覧ください。
坐骨神経痛の人がやってはいけないこと
坐骨神経痛の症状がひどい場合は、安静にして過ごしましょう。
動けるようになったら適度に体を動かすことが望ましいですが、悪化させないためにもやってはいけないことがいくつかあります。
- 長時間同じ体勢で座る
- 重い荷物を持つ
- 激しい運動をする
ここでは以上3つの「やってはいけないこと」について、詳しく解説していきます。
長時間同じ体勢で座る
デスクワークなどで長時間同じ体勢で座っていると、お尻の筋肉が硬くなり、坐骨神経を圧迫してしまいます。長時間同じ体勢で座ることはやめ、30分ごとに立ったり歩いたり、ストレッチをしたりしましょう。
また、座っている間は正しい姿勢を保つことも大切です。椅子に座るときは足を組まないようにし、体重がお尻の左右均等にかかるように意識しましょう。
重い荷物を持つ
重い荷物を持つことと、足腰に負担がかかるため、坐骨神経痛を悪化させる恐れがあります。
特に、中腰のまま荷物を持ち上げる動作はやってはいけません。重い荷物を下から持ち上げるときには、腰を落としてから動作を行いましょう。腰部脊柱管狭窄症の方や腰椎椎間板ヘルニアを発症している方は、特に注意が必要です。
激しい運動をする
坐骨神経痛の症状がひどくなければ、筋力低下を防ぐためにも適度な運動は必要です。しかし、早く治したいからといって激しい運動をするのは禁物です。ジャンプをしたり体を強くひねったりすると、腰の神経が傷つく可能性があります。運動を取り入れる際は、ストレッチや体操などでゆっくり筋肉をほぐすように動かしましょう。
原因別|坐骨神経痛が治る!?日常生活での予防法
坐骨神経痛は、日常生活の動作に気をつけるだけでも予防ができます。
できるだけ腰に負担がかからないように生活することで、坐骨神経痛によるしびれや痛みの症状緩和が可能です。
今回は、坐骨神経痛の原因別に予防法をご紹介します。
腰部脊柱管狭窄症の方
坐骨神経痛の原因が腰部脊柱管狭窄症である方は、腰を反らせる動作で痛みを強く感じます。日常生活の中では、少し前かがみの姿勢を意識すると、神経の圧迫が軽減され楽になります。具体的な予防法は以下の通りです。
荷物は腰を落としてから持ち上げる
荷物を持ち上げるときには、必ず腰を落としてから動作を行うようにしましょう。重い荷物を中腰で持ち上げようとすると、腰に負担がかかり、症状を悪化させる危険性があります。
少し前かがみの姿勢で生活する
少し前かがみの姿勢で生活すると、神経の圧迫が軽くなり、日常生活の動作が楽になります。ただし、前かがみの姿勢は転びやすくもなるので、注意してください。外に出るときには、杖やカートなどを使うと安心です。
洗濯物は低い位置で干す
洗濯物をカゴから取って高い位置に干そうとすると、腰を反らせることになり、痛みを感じやすくなります。少し前かがみのままで作業ができるように、洗濯物は低い位置に干すことがおすすめです。
腰椎椎間板ヘルニアの方
腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛の方は、前かがみにならないような動作が好ましいです。前かがみの姿勢は椎間板にかかる圧力が強く、より痛みを感じます。
腰椎椎間板ヘルニアに負担が少ないのは、脊柱のS字カーブが保たれた姿勢です。前かがみや無理に背筋を伸ばした姿勢は避けましょう。
日常生活では以下のようなことを心がけてみてください。
腰が沈み込まないようなソファーやベッドを使う
腰が沈むほど柔らかいソファーやベッドは、腰が曲がって腰椎に負担がかかります。腰椎に負担がかかると神経が圧迫され、坐骨神経痛を悪化させる恐れがあります。
正しい姿勢、脊柱のS字カーブを保てる硬さのものを選びましょう。
台所や洗面所では軽く膝を曲げ、前かがみにならないようにする
腰椎椎間板ヘルニアの方は、前かがみの姿勢になると痛みを強く感じます。台所や洗面台では前かがみになりやすいので、軽く膝を曲げた状態で作業するように意識しましょう。
物を拾うときは膝を曲げ、腰を落として拾う
前かがみにならないよう、下にある物を拾うときには膝を曲げて、腰を落とした状態で動作しましょう。
机と椅子のバランスを調整する
正しい姿勢で座れるように、机と椅子のバランスを調整しましょう。
理想的な机と椅子の高さは以下の通りです。
- 机の高さ=40+(身長÷6)
- 椅子の高さ=身長÷4
自宅での対応で効果がなければ整体院での施術がおすすめ
自宅での緩和方法を試してみても坐骨神経痛がいつまでも緩和しない場合は、整体院での施術がおすすめです。
整体院では、筋肉の緊張をやわらげたり骨盤の歪みを矯正したりして、坐骨神経痛の根本原因からアプローチできます。
坐骨神経痛の原因が腰椎疾患ではなく筋肉の強張りにある方は、筋肉や骨格の歪みにアプローチできる整体院で相談してみましょう。
整体院での治療は、患者さんとしっかりカウンセリングを行い、原因や症状に合わせた治療方針を決めていくので、一人ひとりに合わせたサポートを受けられます。
坐骨神経痛を根本から治したいなら整体院札佳へ
坐骨神経痛を根本から治療し、痛みやしびれが出ないようにしたいと望んでいる方は、整体院札佳へご相談ください。
整体院札佳では、患者様と丁寧に向き合い、一人ひとりの症状に合わせた治療法をご提案いたします。
坐骨神経痛の早期改善はもちろん、根本的解決を目指した治療を行いますので、セルフケアではよくならない、長期的に悩まされているといった方はぜひご検討ください。
整体院 札佳~sakka~
住所 | 〒063-0003 北海道札幌市西区山の手3条1−3−25−507 |
電話番号 | 080−9822−8927 |
アクセス | 地下鉄東西線 琴似駅より徒歩5分 |
営業時間 | 10:00〜21:00 完全予約制 不定休 |
整体院札佳について、詳しくは以下のページもご覧ください。
理学療法士である院長が施術します
整体院札佳では、理学療法士である菅原慎平(院長)が施術いたします。
菅原慎平(院長)は痛み緩和のスペシャリストとして、小児から高齢者まで幅広い患者さんと接してきました。
患者様一人ひとりの痛みや悩みに対し、確かな治療技術と圧倒的な知識で解決しますので、安心してご相談ください。
詳しくは、以下のページもご覧ください。
完全オーダーメイドで施術を組み立てます
整体院札佳での施術は、一人ひとりの症状に合わせて完全オーダーメイドで組み立てます。
患者様とのカウンセリングに時間をかけ、坐骨神経痛の原因を特定するため、症状や体の状態を細かくヒアリングし、施術方針を話し合います。完全予約制なので、聞きたいことは納得のいくまでお聞きください。
施術後は、体の状態を確認したうえで、今後の施術方針のご案内や、自宅でも行える運動療法の紹介をいたします。
整体院札佳での坐骨神経痛の緩和事例
整体院での坐骨神経痛の治療がイメージしにくい方に、当院での緩和事例をご紹介します。
- 「腰が曲がっているよ」と言われ続けた姿勢も劇的改善!
脊柱管狭窄症、70代女性の患者様の事例です。
来院当初は5分歩くと痛くてたまらず、趣味の民謡踊りも満足にできない、嫌な気持ちで過ごす日々でした。治療を受けてみると、回数を重ねるごとにどんどんよくなり、いろんな人に「姿勢よくなったね!」と注目されるまでに姿勢もよくなり、痛みの緩和に成功して事例です。
詳しい内容は、以下のページでご覧ください。
失敗しない治療ができます!「腰が曲がっているよ」と言われ続けた姿勢も劇的改善!
- 生活に困っていたしびれが劇的改善!
脊柱管狭窄症、71歳男性の患者様の事例です。
来院当初は、爪を切ることや靴下を履くこともままならないほど足のしびれに困っており、病院での薬のみの治療ではよくなりませんでした。整体院では、先生の言った通りに運動することでみるみるよくなり、現在はしびれがなくなっています。
詳しい内容は、以下のページでご覧ください。
迷っている人は行動しないと損!生活に困っていたしびれが劇的改善!若いからといって侮ることなかれ!
まとめ
坐骨神経痛は自然に治ることもありますが、根本原因を治療しないと、再発したり悪化したりする恐れがあります。慢性化させないためにも病院や整体院などで相談し、そのうえで自宅での緩和法を行ってみましょう。
坐骨神経痛の治療では、まずは理学療法や薬物療法などの保存療法で様子を見て、それらを長期的に行っても改善されないときは手術療法を検討します。
坐骨神経痛の原因が筋肉にある場合は整体院、腰椎の疾患にある場合は病院(整形外科)で診てもらうようにしましょう。
自宅での緩和方法や予防法などを取り入れたり、坐骨神経痛の人がやってはいけないことに注意したりして、日常的に坐骨神経痛を悪化させない生活が大切です。
それでも坐骨神経痛に悩まされている方は、ぜひ一度、整体院札佳へご相談ください。
整体院札佳では、理学療法士である院長が患者様と丁寧に向き合い、一人ひとりに合わせて完全オーダーメイドの施術を組み立てます。
坐骨神経痛を根本から治療したい方は、ぜひご検討ください。
整体院札佳予約電話番号
080-9822-8927